受験生としてのスタート

受験生って、いつ、何から始めればいいの?

3年生になると、学校ではもちろん、顔見知りのご近所の方からも「受験生」と呼ばれるようになります。そんな環境の変化に、本人自身も「もう受験生なんだ」と自覚し、進学について真剣に考え始めていることでしょう。でも、その一方では「受験生になったからといって、何から始めればいいの?」「いますぐ何かしないといけないの?」と感じているはず。そんな時、大事なポイントになるのが「志望校探し」です。
ところが、これが難題です。「何をよりどころにして志望校を探せばいいかわからない」という人が一般的で、保護者の皆さんも同じ気持ちではないでしょうか。
受験生自身が「絶対にここへ行きたい!」と思える学校を見つけられれば、その後が大きく変わります。志望校が決まれば、自発的に学習を始め継続していく強い意思の力が生まれ、受験に対する心構えもかわってきます。ですから、志望校探しを本格的に早く始めることがとても大事なのです。来年の春、「よく頑張ったね、いい受験になったね」と、受験生とご家族が一緒に喜び合えるよう、今すぐにスタートを切りましょう。

 

実戦を体験する

 

五ツ木・京都模擬テスト会

 

授業の内容をちゃんと理解しているかどうか、を確認するのが学校の定期テストです。それに対して、3年間で学んできたことをきちんと理解して応用として使いこなせるかどうかが問われるのが入試です。この違いを、早い段階で、実戦の雰囲気の中で体感できることが公開会場模試の大きなメリットです。

 

本番さながらの雰囲気

中3京都模試は、ほぼすべてが入試本番と同じように高校を会場として実施される会場模試です。ここは普段、オープンスクール、学校説明会、文化祭など、特別な機会でなければ入れない場所。実際に入試が行われる環境で、知らない他校の生徒に交じって試験を受ける中3京都模試には、入試の空気感を体験する、真剣勝負の試験に慣れるという点でとても大きな利点があります。
試験とはどういう雰囲気の中、どういう流れで進むのか、なじみのない場所・環境でいかにして試験に集中し、その集中を5科目の試験が終わるまで持続させるか、試験で自分の力を出しきるためにどういう工夫ができるのか――そういったことを、入試本番と同じ場所で、実際に体験して知っていくことがそのまま、「受験生としての歩み」につながっていきます。
公開会場模試という「実戦」に出てみることが、受験生としてスタートを切る最初の第一歩として非常に価値ある経験になります。

 

実戦だからこそわかる課題

「英語の長文を読むのに思った以上に時間をとられた」
「時間がなくて最後まで解けなかった」
「気づいたらあと5分で、あせって頭が真っ白になってしまった」
「あてはまらないものを選ぶ問題なのに、あてはまるものを選んでしまった」
「知識があやふやで、解けそうなのに解けなかった」
本番と同じ緊張感、時間帯、時間制限の下で実戦にトライしてみて、はじめて見えてくる問題や課題があります。そうした体験をして課題に気付くことにこそ、模試を受ける意義があります。

 

  • 最初に問題全体にざっと目を通して解く順番を決める
  • 短時間で解ける問題(計算問題や漢字の読み書きなどの小問)は先に解いておく
  • あてはまらないものを選ぶ問題のときは「あてはまらない」の「ない」を大きく〇で囲んでおく
  • 少し考えてみて解けなければすぐ後回しにして次に進む
  • こういうひっかけ問題があり得るからこの点に注意する

 

課題が見えれば、こういった具体的な対策を立てられます。立てた対策は次の模試で試し、手ごたえを感じとってください。自分で考えて立てた対策とその手ごたえは、入試本番で大きな力になるはずです。そのような入試に生きる経験を積み上げていくことも、中3京都模試を生かすことで可能になります。

 

受験情報を入手する

 

学習ガイド

 

「学区がなくなる」「新しい学科ができる」など、近頃の入試制度は目まぐるしく変わることがあります。それは受験を考えるうえでとても重要な問題ですから、保護者の方にとっても見落としたくないポイントです。情報に振り回されず、正しい知識で受験にのぞみましょう。最新の正確な情報を入手するなら、中3京都模試を受けた後に届く『学習ガイド』でこまめにチェックしてください。

 

志望校探しの第一歩

厳しい受験生生活を頑張りぬくことができるかどうかは、心から「絶対この高校に行きたい!」と思える志望校があるかどうかに大きく左右されます。しかし、数ある高校の中から「自分に合う」学校、さらには、「志望校(「絶対にこの学校に行きたい!」と強く思える高校)を見つけ出すのは、本当に難しいことです。「志望校が見つかれば頑張れるのになあ」と思ってはいませんか。それならばぜひ、模試を「志望校探しの第一歩」としてください。最初のきっかけは「家に近いから」とか「やりたい部活動が盛ん」など、小さな理由で構いません。模試で、受験票の志望校欄に書いてみましょう。その学校の合格可能性判定が掲載された個人成績表が戻ってきます。

模試の志望校を書くことをきっかけにある学校に興味を抱いて、その学校について調べるうちに本当に行きたいと思える志望校となった、そして今はその高校に通っている、という先輩は実はたくさんいます。「志望校が決まっていないから……また今度」ではなく、「志望校を見つけるため」にも、中3京都模試が役に立ちます。

 

受験生の1年を知る

入試までの時間はみな同じです。この1年をどう過ごすかによって来年の結果は大きく違ってきます。まずは、この1年間の見通しを立てましょう。やるべきことは何か、いつまでにやるべきかをしっかり把握して、計画的な1年にすることが大切です。

 

4月

3年生になると、クラスメイトの授業態度もがらっと変わり、進路指導の時間も増えます。この時期までに、毎日勉強する習慣を確立しておきましょう。また、地域の高校入試システムや高校に関する情報収集を始めます。

 

5月~夏休み前

進路や志望校について考えます。「何のために進学したいのか」「何が得意か」「将来どんな職業につきたいのか」「自分にとってよい高校とはどんな学校か」など、これまでを振り返りながら考えてみましょう。 また、できるだけ内申点を上げておくよう努めましょう。公立入試や私立推薦入試の合否は、内申点に大きく左右されます。最後の試合や大会の前で部活の練習も大変な時期となりますが、しっかり中間テスト・期末テスト対策を立て、日ごろの授業にも真剣に取り組んで、内申点アップをめざしましょう。

 

夏休み

夏を制する者が受験を制す、といわれる大切な時期。まとまった時間を取ることができる夏休みは苦手克服のチャンスです。課題をリストアップし、苦手の克服、また、学力の底上げに計画的に取り組みます。
また、この時期、多くの学校でオープンスクールや学校見学会が実施されます。少しでも気になる学校のイベントには積極的に参加しておきましょう。

 

9月・10月

夏が明け、部活も引退し、教室内は受験モードに。実力テストや模試を受ける機会が多くなります。夏の頑張りが点数となって現れる時期です。テストの機会を生かし、得点力のアップをめざしましょう。

 

11月・12月

いよいよ志望校を絞り込み、受験プラン(志望校と併願校の組み合わせ)を組み立てます。個別相談会にも参加しておきましょう。また、中学校では三者面談が行われ、受験校を最終決定します。

 

冬休み~1月

追い込みと受験勉強の総仕上げの時期です。問題演習に取り組んで実戦力を高めましょう。本番どおりに時間を測って過去問を解きます。また、風邪のはやる時期でもあるため、体調管理には万全の注意を払いましょう。入試に合わせて朝型の生活リズムを整えておきます。

 

2020年度(昨年度)の入試日程

2月半ば 私立入試
2月中旬~3月初旬 公立入試

 

京都府

私立
試験:2月10日 合格発表:2月11~13日頃
公立前期選抜
出願:2月4・5日 試験:2月17・18日 発表:2月25日
公立中期選抜
出願:2月27・3月2日 試験:3月6日 発表:3月16日

 

奈良県

私立
試験:2月6日

 

受験に関するお問い合わせ

TEL.075-561-9121

FAX.075-525-2022

(株)教育研究所 テスト事業部
〒605-0908
京都市東山区鞘町通五条下ル四丁目正面町328
※勝手ながら土曜・日曜・祝日は休業します。ただし、模擬テスト会の前日の土曜日は午前中営業します。

 

 

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