中学生対象 五ツ木のテスト会

模試で学力を上げる

模試を受ける目的は「腕試し」や「判定」だけではありません。模試は実戦演習の場であり、最良の復習教材、学力診断&学力アップツール、そして受験勉強のペースメーカーでもあります。模試をぜひいろいろな角度から利用してください。五ツ木模試が、志望校合格を強力にバックアップします。

 

模擬テストは効果抜群の受験勉強

五ツ木模試の問題は、受験の専門家が近畿各地の高校入試の問題を徹底的に分析して作成した問題です。予想問題としての色合いも強く、毎年多くの的中問題を出題しています。また、五ツ木模試が「公開」試験であるということは、公立入試と同様、常に問題内容の質を問われているということ。そのため、五ツ木模試問題は、単に「試験」というのみならず、洗練された「良問ぞろいの受験用教材」でもあります。このような問題を、緊張の中、集中して受けることそのものが、実戦力を上げるのに非常に有効な受験勉強となるのです。

 

模試のあとは答え合わせで復習

 

解答と解説「解答と解説」

 

五ツ木模試では試験当日会場で、問題用紙と「解答と解説」は持ち帰ってもらいます。
模試のあとはすぐに答え合わせをしましょう。問題を一生懸命解いた直後だからこそ、答えを知りたいという気持ちが強く、効果的な復習ができます。また、間違えたところはなぜ間違えたのか、その理由を追いやすく、強く印象に残ります。できれば当日、どうしても疲れている場合でも次の日には、復習と答え合わせをしましょう。
「午前の部」と「午後の部」のある会場の「午前の部」の受験生は、後日郵送となります。

 

問題別・答え合わせの復習ポイント

答案に書いた答えを忘れてしまわないうちに、答え合わせをしながら解説をじっくり読み、

  1. わからなかった問題
  2. 正解した問題
  3. 正解したけれど理解が曖昧だった問題
  4. うっかりミスで間違えた問題

それぞれに対して以下のように取り組みましょう。

 

1.わからなかった問題
解説を読み、どうして解くことができなかったかを考えます。まったくわからなかったのであれば、その単元の基礎から教科書などで復習し、用語や公式を覚える必要があります。見たことがある、もしくは解説を読めばわかるのに解けなかったというのであれば、問題集などで類題の演習を積む必要があります

 

2.正解した問題
正解した問題も解説を読み、自分の解き方・考え方と違っていたら、解説の解法を理解しておくことも重要です。というのも、解説の解き方は正攻法であるだけでなく、たいていは解答にたどり着く最短ルートであることがほとんど。そのため、試験での時間短縮に役立つからです。

 

3.正解したけれど理解が曖昧だった問題
模試直後の答え合わせで特に重要なのが、この問題。また、このような「なんとなく理解」の問題を確実に得点できる問題にできるかどうかが、入試本番での合否の分かれ目となります。答案と個人成績表が戻ってくるころには、正解だったということでつい復習がおろそかになりやすいところなのですが、模試の直後だと、「迷ったけど正解できた!よかった!でも危なかった!」いう強い動機があるため、しっかりと理解を補強することができます。このタイミングで理解につなげておけば、今後は確実に点を取れる問題となるのです。

 

4.うっかりミスで間違えた問題
本当はわかっているから大丈夫とないがしろにしがち。ですが、うっかりミスには傾向があります。模試・学校でのテストを問わず、うっかりミスはどんな些細なものも、どんな間違い方をしたかメモして「うっかり間違いノート」を作っておきましょう。このノートに試験直前にざっと目を通すようにすると、点数アップに確実に効果があります。

 

個人成績表が返ってきたら、2度目の復習をします。2度目は、今後の学習課題と学習計画も視野に入れての復習となります。

 

「モシあと」で出題ポイントをおさえよう

 

モシあと。

 

模擬テスト受験生応援サイト「モシあと」では、今回の五ツ木模試得点アップのポイントを教科別に解説。「モシあと」の得点アップアドバイスは、「まさに『今年の』受験生が、どの問題について得点し、どの問題について得点できていないのか」という「今」のデータから見たアドバイスをピックアップ&解説しています。過去問や問題集ではわからない、模試だからこそ可能なアドバイスです。
アクセスに必要なIDとパスワードは個人成績表と一緒に送られてくる「全体のまとめ」の表紙に記載されています。届いたらすぐにチェックしましょう。「モシあと」は、成績発送日翌日に五ツ木書房ホームページ内にアップします。

 

個人成績表が届いたら

 

成績個票

 

個人成績表が届いたら、2度目の復習をしましょう。五ツ木模試の個人成績表には採点済みの答案が掲載されています。それを見れば、自分がどこをどう間違えたのかがわかるから、しっかり復習することができるのです。また、成績の詳しい分析をもとに、今のあなたに合わせた学習アドバイスも掲載。自分の苦手分野がわかり、ムダのない受験対策ができます。

 

あと何点必要か、を知る

 

合格判定

 

個人成績表が届くと、まずは合格判定(A~E)を見て、一喜一憂してしまいがちなのですが、実は判定で見るべきポイントは、A~Eのどの判定だったか以上に、その隣に記載された「B判定まで(もしくはA判定まで)あと何点か」という情報です。たとえば、「B判定まであと21点」と考えると、まだまだその点数とこれからの対策がリンクしませんが、この21点を教科数で割って、「もし各教科あと5点ずつ取れていたら」、もしくは、「苦手な2教科であと10点ずつ取れていたら」と考えながら小問別成績を見ていくと、「この問題は解けたかも」「この教科は7点アップできそう」など、点差が具体的な対策に結びつき、21点という点差は必ずしも遠い目標ではないことがわかります。まずは、この「あと何点か」を認識することが大事です。そしてその「あと何点か」をアップするためには、要注意問題(落とし穴)はどこか、また、苦手=伸びしろはどこかを知り、対策を立てることが必要となってきます。

要注意問題(落とし穴)はここ!

 

小問別成績と学習アドバイス

 

模試でこそわかる、今のあなたの「要注意問題」があります。
小問別成績で間違えた問題をチェックする際には、平均正答率にも注意してください。自分が間違えていて、平均正答率も低いといった問題は、その問題が難問だったということ。しかし逆に、平均正答率が高いのに間違えてしまった問題はありませんか。それは、「今年の、(つまり、入試でライバルとなりうる)多くの受験生が現時点で解けたけれど、あなたはとりそこねてしまった」という問題。入試に出たら致命的な出題となりかねない、あなたにとっての要注意問題です。平均正答率の高い間違い問題はじっくり時間を取って復習するようにしてください。
2枚目裏の解答用紙横の学習アドバイスの下部分に、各教科2問ずつ、そのような要注意問題をピックアップしてあります。この2問は特に時間をかけて解き直し、しっかり理解するようにしておきましょう。

個人成績表で伸びしろを見つける

個人成績表が届くと、まずは合格判定(A~E)や得点、(校内)順位などに注目して、結果に一喜一憂してしまいがちです。ですが、それだけでは、模試は半分しか活用できていません。判定や得点、順位などは「模試を今後に生かす」という点から見ると、あまり重要度は高くありません。大切なのは、偏差値や科目の項目別得点率などから成績を分析して、課題をつかみ、これからの学習計画を立てることです。
個人成績表の分析は最初は少し難しいかもしれません。ぜひ、ご家族の方や先生にも協力してもらいながら、課題を読みとっていくことをお勧めします。

 

 

●どの教科のどの分野が課題なのか、を知る ――伸びしろが見える

 

偏差値グラフ

 

1枚目上部分の偏差値グラフを見てください。これは科目ごとの偏差値を棒グラフで表しています。例として図にあげた成績があなたの成績だとすると、英語、ついで社会が弱かったことがわかります。ここで成績の低かった1教科(もしくは2教科)が今回のあなたの弱点。弱点ではありますが、この弱点こそが、逆に見れば、あなたの「伸びしろ」です。ここにこそ、掘り起こすべき点数、成績アップの可能性が最も多く埋もれているのです。
ちなみに、苦手科目を上げるのではなく、得意科目でカバーするという考え方もありますが、それは少し危険。なぜなら、苦手科目のほうが成績を伸ばしやすいですし、万が一、入試本番で得意科目の試験が易しかったとしたら、その科目ではほかの人とほとんど点差をつけられなくなってしまうからです。入試ではやはり、苦手科目をなくし、できるだけ全科目を平均以上にもっていくほうが有利となります。

 

項目別得点率

 

伸びしろ科目が何かを把握したら、次に、科目ごとの項目別得点率(レーダーチャート)を見ます。このチャートグラフは、課目中の項目ごとの成績を示しています。赤線があなたの成績で、青線が第1志望校合格レベルの成績です。ここで赤線(あなた)の成績のほうが青い線より内側にある項目。これこそがあなたの苦手項目、逆にいえば、伸びしろ項目です。その項目を赤ペンやマーカーなどでマークしましょう。

 

●伸びしろ項目の学習法

・落とした問題を徹底的に理解する

レーダーチャートの下の「小問別成績」では、各小問ごとにA・B・C・D…で項目を示しています。小問の項目をチェックし、伸びしろ項目にあたる問題はすべて、解答解説も読みながらしっかり時間をかけて理解できるまでやり直しましょう。教科書に戻って調べるなど徹底的に。それでもわからないところは、先生に質問して教えてもらいましょう。

 

・伸びしろ項目を根本から強化する

弱点の補強ですから、基礎固めに重点を置きます。もっとも肝心なことは教科書に出ている基本的内容をしっかりと身につけることです。
基本事項、記憶事項、注意点などをノートにまとめるのもよいでしょう。基本的事項をまとめ、理解したら、次は基本問題をできるだけたくさん解いて、基礎を定着させます。薄めの問題集のその単元部分だけを繰り返し解くことをおすすめします。間違った問題にはしるしをつけておき、2まわり目はできなかった問題だけを解きます。それを繰り返して、薄い問題集のその単元部分を完全にマスターしましょう。
取り組み終わったら、模試で落とした問題を再度まとめて解いてみましょう。今度は解答や解説は見ずに解きます。今度は正解できたでしょうか? 最後まで解答を見ずに自信をもって正解できれば、ひとまずその項目の基礎力強化ができたことになります。

 

模試を受験勉強のペースメーカーに

受験勉強は長丁場です。志望校合格という大きな目標だけでは、日々の進歩度合いが見えないため、どうしてもやる気の維持が難しく、だらけてしまうこともあります。モチベーションを保ち続けるためには、模試を1つの区切りとして、具体的な短期目標を立てるのが効果的です。たとえば、次の模試までに「社会のこの分野の用語をマスターする」「理科の問題集をもう1周やる」「古文の読解問題を必ず一日一問解く」などです。その頑張りは次の模試の成績で確かめられますから、自分の頑張りが目に見え、自然とやる気もアップします。模試は受験勉強のペースメーカーとしても役立つのです。

中学3年生対象
五ツ木の模擬テスト会

2025年度 第1回
5月18日(日)

受付期間
5月8日(木)~ 5月13日(火)

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