
このページで伝えたいこと
- 高校入試は意識した瞬間から始まっており、内申点に直結する定期テスト対策と並行して、中3の1年間を見通した計画的な学習が不可欠です。
- 「夏休みの苦手克服」や「模試による実戦力強化」など、時期に応じた対策を行い、5教科それぞれの特性に合わせた主体的な学習法を確立することが合格への鍵となります。
目次
「高校入試」はすでに始まっている!
受験は、誰にとっても非常に大きな試練ですが、人生に何度もあることではありません。受験を意識したその瞬間から、あなたは受験生としてのスタートが切れています。
このスタートダッシュは、大きなアドバンテージになります。
ですが、
「そろそろまじめに勉強しようとは思うけれど、何から始めればいいのかわからない。」
「受験勉強とこれまでの勉強とはどう違うの?」
「志望校って言われても、そもそも探し方からしてわからない。」
「中学最後の試合(大会)に向けて部活動も大忙しだから、また今度改めて考えよう……。」
こんなふうに思う人がほとんどです。
各府県の多くでは、中学校3年間の成績(内申点)が入試の点数に影響します。
まずは定期テストを軸に、成績アップと基礎固めを意識しましょう。それに加えて中学3年生は、入試を意識した勉強が必要になります。
1目標とする中学3年生の1年を知ろう!
中学3年生の1年間をどう過ごすかによって、来年の結果は大きく違います。まずは、中3の1年間の見通しを立てましょう。やるべきことは何か、いつまでにやるべきかをしっかり把握して、計画的な1年にすることが大切です。
4月~夏休み前
4月頃までに、毎日勉強する習慣を確立しておきましょう。
そして、できるだけ内申点を上げておくよう努めましょう。最後の試合や大会の前で部活の練習も大変な時期となりますが、しっかり定期テスト対策を行うことが大切です。
○やるべきこと:1・2年生内容の復習、定期テスト対策

夏休み
「夏を制する者が受験を制す」といわれる大切な時期。まとまった時間を取ることができる夏休みは苦手克服のチャンスです。課題をリストアップし、苦手の克服に取り組みましょう。
また、この時期、多くの学校でオープンスクールや学校見学会が実施されます。少しでも気になる学校のイベントには積極的に参加しておきましょう。
○やるべきこと:苦手の克服、得意を伸ばす

9月~12月
夏が終わり、部活も引退し、教室内は受験モードに。実力テストや模試を受ける機会が多くなります。これまでの頑張りが点数となって現れる時期です。
11月頃になると、いよいよ志望校を絞り込み、受験プラン(志望校と併願校の組み合わせ)を立てます。学校説明会や個別相談会にも参加しておきましょう。また、中学校では三者面談が行われ、受験校を最終決定します。
○やるべきこと:入試対策と3年生学習内容の復習

冬休み~1月
追い込みと受験勉強の総仕上げの時期です。問題演習に取り組んで実戦力を高めましょう。本番通りに時間を測って過去問を解きます。
また、風邪をひきやすい時期でもあるため、体調管理には万全の注意を払いましょう。入試に合わせて朝型の生活リズムを整えておきます。
○やるべきこと:入試対策・過去問演習
1月末~ 私立入試
2月初旬~3月中旬 公立入試
2定期テストと入試はまったくちがう!
同じテストでも、学校の定期テストと入試問題には大きな違いがあります。
学校の定期テストは、教科書の決まった範囲内からだけ出題されるテストです。主に基本問題や基本用語を問い、「授業内容をきちんと理解できているかどうか」を確認するためのテストです。
しかし、入試問題は違います。範囲は中学3年間の全範囲。全学年の学習内容から出題されるため、苦手分野があったら、思ったように点数が取れません。また、教科書に載っていないような題材が出題されたり、異なる学年の内容を融合させた問題が出題されたりと、3年分の学習内容を自由に活用できるかどうかを問う応用問題です。
3自分の実力を試してみよう!
定期テストと入試問題の違いを実感するには、五ツ木模試を受験するのが最も効果的です。
大きな理由は、次の2つです。
1つ目は、問題は入試に合わせた出題方法で、実施する時期までに学習した全ての範囲から出題されるからです。
「定期テストでは良い点が取れるけど、模試では思ったように点数が取れなかった」という先輩も多くいました。苦手分野・忘れてしまった内容など、復習すべき分野の確認もできます。
2つ目は、入試本番さながらの公開会場模試のため、本番の雰囲気を実際に体験することができます。
知らない受験生、知らない監督の先生がいる中で実力を出し切ることができるか、まずは試してみましょう。
45教科の「受験勉強」
受験勉強とは、日々の積み重ねです。毎日続けることこそが、合格への道になります。また、この習慣は、高校・大学だけでなく、その後のあなたの人生にも良い影響を与えることでしょう。
国語
テストのやり直しが最短ルートです。例えば、記号選択問題なら、自分が間違えて選んだ選択肢はなぜ×なのかという説明を、解説や文章中の記述を元にできるようになるといいですね。記述式問題なら、模範解答を読み、その模範解答は文章中のどの記述を用いて作られているのかを確認し、なぜその記述を用いる必要があったのかを考えましょう。
古文や漢文は、文法や単語などの知識事項はもちろん必要ですが、ストーリーを楽しみましょう。誰が何を行って(失敗して)、その結果何を学んだか。こういった視点で読んでみると、国語が苦手な人も楽しく学べることでしょう。
長期的に見ると、「本をたくさん読むこと」も効果的です。ただし、興味のある文章だけではなく、自分が知らない人が書いた、全く知らない分野の本も読んでみましょう。新たな知識や発見を得られ、想像し得ない将来を見ることができるかもしれません。
数学
数学の勉強では、コツをつかむことが大切!
ここでは、ホップ→ ステップ→ ジャンプの3段階で、数学の勉強のコツを紹介します。
★ホップ:数学のルールを受け入れる
まず知っておいてほしい考え方として、「数学はルールに従って答えを出すゲーム」ということです。例えば、中学1年生で、「マイナス × マイナス = プラス」というルールがあります。ここで、「どうしてマイナスとマイナスをかけるとプラスになるの?」という疑問を持つ生徒さんがいます。もちろん、このような疑問を持つことはとても大切です。ですが、まず、「マイナスとマイナスをかけるとプラスになる」というルールを受け入れて、問題を解けるようになることが大切です。
★ステップ:例題の解き方を理解して、練習問題で練習する
ルールを受け入れたら、次に大切なのは「解き方(解法)を身につけること」です。数学ができないのは、解くための解法が頭に入っていないだけの場合が多いのです。解き方をしっかり頭に入れて、くり返し練習しましょう。
★ジャンプ:発展問題に挑戦する
基本問題が解けるようになったら、次のステップは「発展問題に挑戦すること」です。発展問題は、基本問題よりも少し工夫が必要です。しかし、よく見ると、基本で身につけた解法の組み合わせで解けることが多いのです。発展問題では、「どうやったらこの問題をクリアできるか」という考え方を身につけることが大切です。あせらず、少しずつ力をつけていきましょう。
英語
単語や文法を覚えることは単調な作業に思ってしまいがちですが、長文・対話文を読んだり、リスニングで聞き取ったり、英作文で自分の考えを発信したり、あらゆる場面で基礎となります。目で見るだけでなく、必ずノートなどに書いて覚えましょう。
教科書の基本文の仕組みを理解し、主語や動詞を別のものに入れかえる、否定文や疑問文に書きかえるなどの練習をして、使いこなせるようになりましょう。
入試は長文・対話文の読解が中心です。問題集や模試で教科書以外の文章に数多く触れて、内容を把握できる力をつけることが目標です。長文・対話文の問題では時事的、科学的、歴史的なテーマが扱われることが増えています。幅広く関心を持って、世界の動きにも注目しましょう。
理科
- 「交通系ICカード」は、なぜ近づけると反応するかわかりますか?
- スマートフォンやタブレット端末などの「タッチ機能」は、どのような原理で動くと思いますか?
身近な現象である上の例は、中学2年生で習う内容で説明することができます。
まずは、「科学の面白さ・すごさ」を実感してみてください。そして、その原理をできる限り理解してみましょう。興味を持ち、理解することが、最大の「受験勉強」です。
一方、正しい知識がなければ、教科書の実験でさえも、事故が起きてしまうかもしれません。こういった「科学の怖さ」を理解することも大切です。
社会
かつて、社会は「暗記科目」と言われることがありました。その反省からか、近年は資料活用問題の出題が増えました。しかしそれは、「暗記は必要ない」ということでは決してありません。「知識」が必要な問題と「思考力」が必要な問題、両方が入試では出題されており、それぞれ、復習のポイントが異なります。
「知識」が必要な問題で得点できなかった場合は、関連事項(背景など)と併せて「知識」をインプットしましょう。「暗記は苦手だ」と思っていた人でも、「知識」が紐づけられるようになってモチベーションが上がり、得点が上がったということも多いのです。
「思考力」が必要な問題で得点できなかった場合は、どのポイントが間違いの原因なのかをはっきりさせましょう。例えば、資料中の数値を計算する問題で得点できなかったとすると、それはいわゆる計算ミスなのか、それとも立式が誤っているのか。このようにポイントを明確にして復習をし、問題を多く解いて「慣れる」ことで、得点アップを図ることができます。
5受験情報を入手し、目標を立てよう!

学校の統廃合や、新しい学科などの、最新の入試情報は自分で取得しなければなりません。特に私立高校は、制度や入学後にかかる費用などが各学校で異なりますので、ホームページなど、最新の情報をチェックするようにしましょう。
五ツ木模試では、受験情報誌『進学への道』を会場で全員に配布しています。最新の入試情報や各教科のポイント、志望校選びに役立つ「センパイの高校自慢」などを掲載しています。
また、五ツ木進学ラボには、「センパイのアドバイス」を掲載しています。センパイが感じた受験で大切なことや、受験生に向けてのアドバイスがたくさんあります。ぜひ読んでみましょう。






