兵庫県公立高校入試 [令和4年2月19日現在]
令和4年度入試の情報(今年の中学3年生が受験する入試)
令和4年度の公立高校入試の日程および入試の要綱が発表されています。
1令和4年度の入試日程
1.推薦入学・特色選抜・連携型入学者選抜
- 適性検査、面接等
- 令和4年2月16日(水)
(一部の高校は2月17日(木)も実施) - 合格者発表
- 令和4年2月21日(月)
2.学力検査
- 学力検査
- 令和4年3月11日(金)
- 総合学科の実技検査
- 令和4年3月12日(土)
- 合格者発表
- 令和4年3月18日(金)
2通学区域
平成27年度入試から、新通学区域にかわりました。
生徒・保護者にとって高校の選択肢を確保し、また、高校の魅力・特色づくりを一層推進させる ために、平成 27 年度から通学区域を 16 学区から5学区に再編し、複数志願選抜を全県に導入されました。
通学区域
- 第1学区
- 神戸市 芦屋市 洲本市 淡路市 南あわじ市
- 第2学区
- 尼崎市 西宮市 伊丹市 宝塚市 川西市 三田市 猪名川町 丹波市 篠山市
- 第3学区
- 明石市 加古川市 西脇市 三木市 高砂市 稲美町 播磨町 小野市 加東市 多可町 加西市
- 第4学区
- 姫路市 相生市 たつの市 太子町 赤穂市 福崎町 神河町 市川町 上郡町 佐用町 宍粟市
- 第5学区
- 豊岡市 新温泉町 香美町 養父市 朝来市
学区改編によって
16に分かれていた公立高等学校の全日制普通科(単位制を含む)および総合学科の通学区域が、5つに統合されたことと合わせて、魅力ある高校づくりが推進されており、受験生のみなさんにとっては、以前よりも多様な高校から選ぶことができるようになっています。
普通科(単位制)や総合学科の推薦入学、専門学科(職業教育を主とする学科・特色ある専門学科)、定時制・多部制・通信制の高校は、原則として県下全域から出願が可能です。
3入試の概要
特色選抜
公立の全日制普通科(単位制を除く)の特色ある類型で実施されます。
調査書、面接、小論文(作文)・実技検査など。
一部の学校を除き定員の20%以内、最大40名。
推薦入学
専門教育を主とする学科におけ推薦入学と、普通科コースにおける推薦入学がある。
ほかに普通科単位制、総合学科の推薦入学もある。
面接・適性検査が実施され、調査書の各教科の学習の記録を当該学科の特色や教育内容に即して総合判定した資料などを総合して合否判定される。
学力検査
学区内で受検可能。
複数志願選抜。
■複数志願選抜について
公立の全日制普通科(単位制を含む)および総合学科の高校で実施されます。
(ただし、コース、連携型中高一貫教育校は除く。)
1校または2校に志願できます。
志願者の第1志望を支援するために、第1志望校には一定の加算点を加えて合否判定が行われます。
志願変更について
志願パターン: 第1志望のみ または 第1志望+第2志望
- 複数志願選抜実施校の間では、第2志望に限って志願変更ができます。
- 単独志願選抜実施校の間では、志願変更することがができます。
- 志願変更は出願締め切り後の特定の期間内においてのみ行うことができます。
- 単独選抜実施校から複数志願選抜実施校へ志願変更する場合も、第1志望加算点は適用されます。
合否判定について
A)調査書の学習評定と学力検査の成績を合わせた総合得点(素点)が基本となります。
素点と調査書の諸記録を参考にして総合的に合否が判定されます。
B)合否の判定方法:次の1・2によって判定します。
- 各高等学校において、第1志望者は素点に一定の第1志望加算点を加えた点数で、第2志望者は素点の点数で、すべての受検生の点数を順に並べます。
- 点数が、各校の募集定員数内の順位であれば、総合判定を経てその高等学校へ合格となります。
令和4年度の入試
学力検査による入学者選抜
定員のもっとも多い学力検査による選抜(一般入試)について説明します。
学力検査
国語、数学、社会、理科、英語(リスニング約10分含む)
各教科50分
配点は各教科100点、総配点500点・・・(ア)
調査書
3年生の評定 5段階
(国語、社会、数学、理科、英語)の和×4倍
(音楽、美術、保健体育、技術・課程)の和×7.5倍
総配点250点・・・(イ)
判定方法
おもに、学力検査の点数(ア)×0.5 +調査書の評定(イ)で判定されます。
志願変更
願書を出して受付が締め切られたあと、1回のみ、志願校・学科を変更することができます。各高校の志願者数が発表され、志願変更できる期間が設けられます。
令和4年度は出願期間が志願変更の取扱期間は、令和4年3月1日(火)から3月3日(木)まで。
特色選抜
特色選抜は事前に発表された一部の高校で行われ、原則として募集定員の20%以内に限られます。学力検査は行われず、面接があります。学校によってはさらに小論文、実技検査が行われます。
判定には、これらの成績に加え、調査書の各教科の学習の記録が用いられます。
推薦入試
推薦入試は、以下の学科・コースで行われます。
- 専門教育を主とする学科
- 普通科の国際文化系コース、自然科学系コース、総合人間系コース、健康福祉系コース
- 普通科単位制
- 総合学科
選抜方法
出願には、中学校長の推薦が必要です。
一律の学力検査はなく、面接が行われます。学校・学科によって小論文(作文)、適性検査、実技検査が行われます。
これらの成績に加え、調査書の各教科の学習の記録が判定に用いられます。
基本的には募集定員の50%以内の募集ですが、高校・学科によっては定員の100%をこの推薦入学で募集するところもあります。
入試に向けて
入試の中心となる学力検査による入学者選抜では、調査書(内申)と学力検査が1対1で扱われ、両方を合わせた総合点で合否が決定されます。「中学校での普段の学習成績が半分を占める」とも言えますが、当日の学力検査=試験での成績が結果を左右することはまちがいありません。
5教科の入試でしっかり得点できる力を蓄えること、入試で実力を出し切る準備をしておくこと、この二つがとても重要だと思います。
中3五ツ木模試をぜひ活用してください。模試で弱点を見つけ、克服に取り組んで得点力を伸ばす。本番に近い模試にトライして実戦力を磨く。そのようにこの模試をぜひ生かしてほしいと思います。